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「2人で4分弱か、いいだろう。 今度からは、私が敵の居場所を教える。 そこからは、自分達だけでやってみろ。 無理だと私が判断した時には、かけつけてるから」 「今日はもう終わり?」 「そうだ。さっさと帰宅するぞ」 その言葉に、琴音の後をついて行く2人。 リンがやってのけた魔力読みとは、リンの場合目を閉じる事で殺気や敵意、魔力の流れが感じ取られる事にある。 それさえ分かってしまえば、簡単に攻撃を避ける事も出来るだろう。 それが上に達した時、魔力の誘導で、相手の動きさえ操る事など造作もない。 しかしながら、今のリンでは、そこに達するまでにかなりの経験が必要となるだろう。   それもリン次第という事なのだ。 家に着くと、家からいい香りが漂っている。    夕飯なのだろう。 「ただいま」 「やあ、3人共ご苦労様。夕飯できてるけど、食べるかい? あぁ、その前にお風呂だね。ゆっくりしてくるといい」
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