Ⅰ-理解不能状態
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なんだこれは。 日本語ではないことは間違いない。 英語でも韓国語でもない。 アルファベットを独自にアレンジしたかのような文字だ。 なんて書いてあるのだろう。 そう不思議に思い、悠善は右目を閉じた。 悠善の黒い瞳の奥で、淡い藍色の何かが揺らめくように光る。 “我、この御文字に触れゆる者の力を削ぎ落とされん“
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