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牢屋の中でゴロンと横になって天井を眺める。
たちまち体温を地べたが奪い取ってしまい、軽く身震いが起こったが、布団どころか茣蓙すらないこの牢屋であったまる手段はない。
はぁ、とため息を吐いた後で悠善は頭を巡らせた。
今日一日あったことを改めて考え直すためである。
今、悠善に出来ることと言ったら、考えることだけだった。
ゆっくりと目を閉じる。どこから考えようか。神殿についたとこからか。いや、歴史的建造物巡りを始めたところからか。
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