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このテストは緑陽学園伝統的なテストだった。偏差値が明確に表されて、進学する生徒は自分がどの大学クラスかが良く分かるものである。
伝統的なものであり、不正は絶対に許されない。
以前、ある生徒が不正行為を犯して退学処分となった位である。
……そのテストで、和哉はカンニングした。
しかもそれを貴志と光平が先生に教えるというシナリオ。
くだらない事だと思う。
「……どうしてこんな事をしたんだ、永峰。」
小野寺が小部屋で和哉と一対一で話していた。担任として和哉は誇りであり、自慢だった。
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