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「早く攻撃してみなよ♪」
俺は疲れながらも光剣を振るうが、避けられてしまう。
「そんな攻撃じゃ当たんないかな~」
「理由は分からないが体が重いんだ」
「それはスキルに慣れて無いからよ」
確かに、skillを発動した時に疲れたような。
「鍛練が足りないわね」
「鍛練なんか今までしたこと無いな」
俺は氷柱を弾くので精一杯だ。
次から次に素早い攻撃が襲う。
「次は大きいからね?」
突如大きな音がして、紗綾の頭上に巨大な氷柱が出来ていた。
「おいおい……マジかよ?」
「大マジです♪」
紗綾が手を振ると巨大な氷柱が落ちてきた。
光剣を振るい、氷柱を真っ二つにしたが、横からの氷柱を避けられず倒れる。
「まだ覚醒直後だから仕方無いね~」
そう言うと紗綾は俺の傷を治療してくれた。
「それもスキルなのか?」
「これは誰でも買えば使えるスキルね」
「そんなスキルもあるのか」
スキルって便利だな、怪我をしても治療のスキルがあれば困らない。
「今日はここまでね~」
紗綾は先に帰ってしまった。
俺の傷は跡形もない。
「帰って寝るか」
屋上を出て、校門に行く。
校庭を見ると風雅がこっちに走って来ていた。
「一緒に帰ろうぜ?」
息を上げて話す。
「別に良いが」
こうして一日が終わった。
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