0人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうしよう、折角だし、やってみよっかな?」
「よし、やるか」
俺は腕時計側部に付いているボタンを押した。
ピピピピピピピピピピピ!!!!
「っ!?な、何だ何だ?」
『コレヨリ、テンソウヲオコナイマス』
突然、腕時計からアラームが鳴り出し、直後に変声器にあてた様な声が流れてきた。
「え!?え!?転送するって!?これ、アプリじゃないの!?」
俺は慌ててつい腕時計に向かって叫んでしまったが、案の定返事は無かった。
すると、突如俺の目の前にあった机がガラスを割った時の様にガシャーンと高い音を出して割れた。
「うわっ!!何だこれ!?」
驚いて周りを見渡した俺は絶句した。
「……え?何で…?」
どうやら、割れたのは机だけでなく、周りの景色全ての様だった。
最初のコメントを投稿しよう!