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「いやいや、ここからおじさんの所までどんだけあると思ってんだよ」
「え?そんなあんの?」
「アメリカだぜ?」
「マジかい…」
おじさんは一流大学を卒業した後、アメリカで何かの研究をしているらしい。
何の研究かは教えてくれなかったけど。
「そうなのか~……じゃあしょうがないんだな」
「うん、わざわざアメリカまで選びに行くわけにも行かねえし」
「あ、そういえばさぁ――――――――」
この後も俺は拓海とくだらない話をしながら、学校へと向かって行った。
学校でも、やはりアナログ時計を付けている奴が多かったけど、俺は今日届く予定の腕時計のフォルムの妄想で頭がいっぱいで、授業も何も手がつかなかった。
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