0人が本棚に入れています
本棚に追加
朝、カーテンの隙間から日が差しこみ雀の声が聞こえる
「…だるい」
俺の名前は鈴木純平
何歳かは解んない。俺の時間は十五歳で止まっている
俺はあの時、記憶する事を失う代わりに全知全能の全能の力を手に入れた
あの時、何があったのかは覚えていない
ただ、自分はもうまともに記憶出来ないんだというのは直感で悟った
そしてそれは全能の力を使っても思い出せないことも
さて、俺は今からどうする?
昨日の俺はなんか今日の俺に何かメッセージとか残してないのか?
ん?机の上にノートが開かれた状態でおいてあるな
メッセージとかあるかもしれないな
だがノートには何も書かれてはおらず、ページの上には鉛筆と消しゴムが乗っていただけだった
「何だよ!何も書いてねぇのかよ!」
「あら、起きたのね純平」
部屋のドアには純平の母、香織がいた
最初のコメントを投稿しよう!