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「値段は、50万円…でいいか。カッター一本がどうして…ん?」
オークション会場のコメント欄に良樹宛てのコメントがあった。
【見つけた。】
「?」
何かと思って返事をしようとした瞬間、オークションが終わってカッターは良樹の物になってしまった。結局意味がわからないまま良樹は50万円をはらってオークションのページを閉じた……。
*
翌日のお昼頃、宅急便で例のカッターがやってきた。サイズは普通のカッターと同じで見た目はなんともなく、おかしな所もない。
なんとなくカッターの刃を出して振ってみた。…普通だな。
騙されたのか?そんな事を思いながらカッターをしまって部屋へ戻ろうと廊下にでたらちょうどチャイムが鳴った。良樹はカッターが入った箱を置いて、チャイムの画面を見て驚いた。玄関先に立っていたのはなんと…
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