序章~あいつが来た~

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「やっほー!遊びに来たぜぇっ!」 「…勇太か、今開けるから待ってろ。」 友人の秋山勇太(アキヤマ ユウタ)がコンビニ袋片手に、ニンマリ笑って立っていた。良樹は溜め息をつくと玄関を開けて勇太を中に入れた。 勇太は自分ん家のようにドカドカ入って勝手に良樹の部屋へ向かっていく。「あさるなよ!」勇太に注意をするが、聞いたのか聞いてないのかわからない返事をして2階へ上がって行った。 良樹はお茶が入ったコップを乗せたトレーと箱を持って行った。 部屋に入り、トレーと箱を机に置いてお茶を勇太に渡すと椅子に座った。勇太はコンビニ袋からお菓子とゲームを取り出して二人でバイ〇ハザードをやり始めようとしたその時、またチャイムが鳴った。 今日は訪問者多いなぁ…。そんな事を考えながら玄関先が見える窓を覗いた。そこには黒いフードをかぶって不審な男が立っていた。 「なんだ、あいつは?」 「どうしたの?不審者?」 「そうそう。」 そう言いながら勇太にも見せてみると勇太は、気持ち悪そうに笑うと「ありゃりゃ。」と呟いて良樹を見上げる。 .
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