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「早く追っ払った方が良いぜ?あーゆーのはまた来るからな。」
「だよな…。よし、お前が行ってこい。」
「えぇっ!なん「前僕のゲーム壊したよな?」…わかったよ。」
トホホ…といった感じに勇太は立ち上がると1階へ行ってしまった。良樹は勇太がきちんと対処出来てるか不安になって部屋から顔を出して話し声を聞いてみた。
「はいはい、桜田で……え?良樹ですか?今2階にいま…ぎゃあぁあああっ!!?」
「!?勇太!?」
凄い叫び声が聞こえて、良樹は慌てて下へ走って行く。すると玄関は血溜まりが広がって勇太が倒れて良樹に助けを求めていた。
良樹は勇太に駆け寄って勇太の腹の刺し傷に首からかけてたタオルで押さえ、話しかける。
「勇太!ちゃんと息をしろ、今救急車呼ぶからなっ!!」
「まっ…待て…。に、逃げろ良樹…!早く…。」
「はぁ!?何を言ってるんだよ!」
「いいから!あいつは、あいつはお前を…!」
それを聞いていると後ろからピチャッと雫が垂れる音がして振り返ると、そこには血まみれの男が立って良樹を見下ろしていた。
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