I Need Voice To Love

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式は海の見える教会で お色直しは3回 いろいろ決まっていくなか、今日はドレスを決めに来た 「これ着てみて」 体のラインがしっかり出そうなドレスを誠くんが持ってきた こんなの着れない 首を横に振ると誠くんは唇を突き出した 「俺はいいと思うんだけどな」 一生に一度のウエディングドレス 誠くんの選んだものを着たい だって誠くんのために着るんだから さすがに嫌なものは嫌っていうけどね 「これは?」 次は綺麗なユリの刺繍のドレス その綺麗さに心を奪われた 『それがいい』 「そういうと思った。美弥にはユリが似合うから」 誠くんは笑った 「試着されますか?」 係りの人の言葉に私は頷いた
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