I Need Voice To Love

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「よくお似合いですよ」 鏡を見ると一瞬誰だかわからなかった ウエディングドレスって着るだけでこんなに綺麗に見えるんだ… これを着ると結婚するんだなって実感する 「ご主人に見せに行きましょう」 『はい』 裾を踏まないように持ち上げてくれた 誠くんに早く見せたい 彼はなんて言ってくれるだろうか わくわくしながら誠くんの元へ向かった 「お着替え終わりましたよ」 その言葉で私に気付いた誠くんは目を大きく見開いて顔を真っ赤にした 『似合う?』 すると係りの人は一礼をして私達から離れていった 私に近づいて誠くんは頷いて笑った 「…すげぇかわいい」 誠くんの笑顔をみて私まで頬が緩んだ
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