124人が本棚に入れています
本棚に追加
今日も夜の街は賑やかだ
ストレス解消、男遊びを求めて女はホストクラブへやってくる
「龍雅さん、指名です」
「はいはい」
指定されたテーブルへ向かう
そこにはよく俺を指名する美紀恵さんと初めて見る子がいた
「龍雅くん、早く早く」
美紀恵さんに促され少し足早に席へ着く
「美紀恵さん結構呑んだ?顔真っ赤だけど」
2人の間に座り美紀恵の頬を触った
「そう?まだ呑み足りないから来たの」
「俺に会いに来たんじゃなくて?」
「それもあるかな」
「そういえば彼女は?」
うつ向きながら水をちびちび飲んでいる美紀恵と一緒に来た子
「こういうところ来たことないって言ったから無理やり連れて来ちゃったの。沙織、この人が龍雅くん」
美紀恵が俺の腕にしがみついて沙織という女の方を向いた
沙織はゆっくりと顔を上げた
地味だけど小柄でかわいらしい女の子だ
「よろしく、沙織ちゃん」
すると沙織は顔を真っ赤にした
「よ、よろしくお願いします」
「沙織は男の人苦手だから」
「そうなんだ」
…こういう子は一度ホストにハマると何円でもつぎ込む
最初のコメントを投稿しよう!