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「大丈夫です。私はこれでも丈夫なんですよ」
「体弱いのに?」
久しぶりに聞いた隼人さんの笑い声は心地が良くて目を閉じた
「…もっと話しかけて下さい、触って下さい。私は隼人さんとずっと一緒にいたいって思ってます」
すると隼人さんは私の背中に腕を回した
まるで壊れやすいものに触れるように優しく抱き締められた
「…俺も美奈と一緒にいたい」
私達は顔を見合わせて笑った
親が決めた相手だった
普通に恋愛出来なかったのはちょっと辛かったけど
幸せです
たぶんこれからずっと幸せなはず
隼人さんと一緒に人生を歩んでいけたらいいな
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