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月曜日から学校に復帰した。
もう2か月もしないうちに卒業なんだ。
学校生活をもっと大切にしたい。
12月の上旬に雅や私の親が担任や教頭と話し合いをしてからというもの、担任の態度は変わった。
雅や私も含めて、受験生にも受験生じゃない子たちと同じように接するようになった。
「かのんー!久しぶりだね、受験お疲れ様!どうだった…?」
同じグループで受験生じゃない友達のアカリが話しかけてくれた。
彼女は私の恋愛を応援してくれていた、純粋な子だ。
「第一志望、受かったよ!」
笑顔で答える私。
「わぁぁ、おめでとうううう!!」
「うわっ、えへへ、ありがとう~!」
勢いよく抱きついてきたアカリは、まるで自分のことのように喜んでくれた。
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