1.はじめに

2/2
前へ
/118ページ
次へ
この小説は、2006年から6年以上続いている、私から先生への感情のうち、最初の1年について綴った実話小説です。 恐らく恋愛のカテゴリーに入る愛情だとは思うのですが、今は自分でもあまり確信を持てないので軽くぼかします。 好きになった6年前当時、私は小学校6年生12歳でした。 相手は学習塾の先生で、私の20歳年上、独身です。 端から見れば、ちんちくりんな小学生のお子様な恋愛ごっこだったかもしれません。 けれど、私にとっては猛烈に紛れもない「恋愛」でした。 2年前に先生は結婚しました。 今の私は、自分の恋を成就させたいのかと言われれば、そういうわけでもありません。 事実、先生の結婚には素直に祝福を送ることができましたし、安心もしました。 今となっては先生が幸せなら、私は嬉しいです。 先生に対する恋愛感情がゼロになったと言えば嘘になります。 今でも教師と生徒という立場や、20歳という年の差を悔しく思うこともあります。 そんな思いを経験したことがある方や、共感してくださる方に、この小説を読んでいただけたら光栄です✨
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加