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移動し、併願校を受け、終わったらファミレスでお母さんとしゃべって時間を潰す。
併願校の試験の出来も上々。
何も思い残すこともなく、スッキリした気分で話していた。
―――――夜19時。
第一志望の中学へまた戻る。
結果発表の時間だった。
不思議なくらい落ち着いていた。
受かったあとに報告する順番ばかり考えていた。
まず家にいるお父さんと妹でしょ、宮崎先生は帰るの早いから先に電話しよう、おばあちゃんとおばさんにも電話して、そのあと塾行って………
そんなことを考えているうちに到着し、体育館に張り出された番号表をしっかり見る。
確か受験番号は1015だった。
ひとつひとつ番号を見ていく。
1008、1009、1011、1012、……
「あった!!」
飛び跳ねて喜んだ。
その瞬間は近くにいたカメラマンさんに撮られた。
受かった、
私、受かったんだ!!
先生、私、受かったよ…!
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