~異形~

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爆風と衝撃波が周囲を薙ぎ払う。 ちょっと派手に壊し過ぎたか…? うーん…。 でもまぁ、とりあえずはいいか。 「ふぃ~、お仕事しゅーりょー」 炎に照らされ、カーブミラーに姿がうつる。 黒緑の皮膚と、なめらかな鉱石を思わせる外骨格。 人間の筋肉の付き方の限界をこえた筋肉。 外骨格と同じ素材の、頭蓋骨のような形をした頭部に、獣を思わせる目。 いやぁ、我ながら。 「化物だなぁ」 勿論こんな体になってしまったのは訳がある。 というか訳もなくこんな体だったら涙が出てくるよね。 それじゃあ、まぁ…その話でもしようか。
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