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ですよね。
やっぱりそうなっちゃいますよね。
ボンクラーノまさみがなにやら探しているうちに、なんとかして回避する方法を考えださねば俺の命がゲームの代償になっちまう。
「あったあった!」
立ち上がったまさみの手を見ると、猫耳の付いたカチューシャが握られている。
おい、まさか、やめろよ……?
「ゲームに負けたら組長さんには猫の耳をつけてもらいまーす!」
死んだーー!!
俺完全に死んだよコレ!
トドメ刺しに来やがったよ!
一番身近な所に最強の刺客がいやがったよ!
回避する方法どころか、頭真っ白でもう何も思い付かないよ!
てかスキンヘッドのおっさんに猫耳つけて誰が得するんだよ!
「負けたらワシがそれをつければええんかい」
明らかにひきつった笑いを浮かべた剛田の頭に、血管が浮き上がっている。
「ちょっと弱いですかねー? そしたらー」
弱くないから!
お月さまみたいなスキンヘッドに浮かび上がった血管見てよ!
むしろパンチきき過ぎですから!
もうマイクタイソンのボディーブロー並みにきいてますから俺に!
剛田の頭を見つめていたまさみが、何かを閃いたように目を輝かせた。
おい、まさか、やめ……
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