日常

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ここ、陽波高校のある割と大きな市、陽波市。 その陽波市のあるコンビニのすぐそばに男はいた。 名を 高木 健(たかぎ けん) 高木は今、非常に腹をたてていた。 半年ほど勤めていたコンビニのバイトをたった今クビになり、数週間前から来ている借金の取り立てに頭を悩ませ、数日前に妻に逃げられる始末。 高木はやっきになっていた。 「畜生っ!なんで俺だけ、なんでこんなにツイてないんだ。 クソッ!」 勢いのまま近くのゴミ袋を蹴りあげる。
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