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息を吸い奏汰に手を差し出して立たせる
まっすぐ目を見て…
拓「俺は奏汰を責める気はない。だけどお前と一緒にいなかった数日間を必死で考えた」
この想いはなんなのか
バカの俺でもわかる
だから
今伝えたい
奏汰は不安そうな表情で俺を見てくる
拓「まず、気まずい雰囲気にさせてごめん。あの時どうしたらいいのかがわからなくて…奏汰を傷付けた」
生唾を飲んで次の言葉を発しようと頑張る
拓「お前といつも一緒にいたからなのか…1人で淋しかった…たぶん当たってるとおもうけど…俺…奏汰が…す…す…す…」
俺の…
意気地なし!!!!
たったの2文字なのに
なんで
伝えきれない…
恥ずかしくて
たぶん
顔は…いや、耳まで赤いだろうな…
奏「無理しなくていいから!それだけ聞ければいいから!」
今度は前から抱き締めてくれた
この腕だ
安心出来るのは
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