始まり

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「ニャー」 という猫の声が何処からか聴こえた、いつもなら無反応で聞き流すのだが、今日は気分がいい、俺は視線を声が聞こえる方へと向けた。そこには一匹の黒猫がこちらに顔を向けていた。 「ニャー」 またも鳴いた。まあ、猫だから、鳴いたりするかー、と思い、学校へ向かおうと顔を猫から外そうとした途端 「ねえ」 俺に投げかけられてる? 「聴こえてるんでしょ?」 その声の主はどうやら黒猫が発した言葉のようだった。
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