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エーリッヒは見張りを兼ねて岩山の頂上で無線機を広げていた
砂嵐なので視界は皆無
砂嵐がおさまるまでの暇つぶしで無線機をイジっていたのだが…
[…ジジ…ザ……ら……隊!連邦…送…狼…!……すけて!……助け……]
『これって…
…ヤバい!
隊長~!!!』
途切れ途切れではあるが友軍が連邦の送り狼すなわち追撃部隊に補足され戦闘をしていると判断し全速で岩山を駆け下りた
それを見計らったかのように砂嵐も徐々に弱くなり空が顔を覗かせる
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