出会い

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「えっ、あっ!ほんとだ!」 上をみると、ほんとに真っ青な空が広がっていた。 「きれい………」 この空をみてるといやなことも忘れてしまう…。 「なー、だろ!ほんときれいだよなーーー………。って、そういってる場合じゃなかったな。おい、空城!遅刻する前に行くぞ!」 「あっ!はい!」 青井斗俟くんか………かっこいい名前。 『ドキン、ドキン』 この胸の鼓動がとまらない……。これって、もしかしたら、恋なのかな。小学校、中学校と、恋したことがない私。 高校入ったら恋したい、と思ってた。だからかな、こんなに恋したことが嬉しいなんて。 はじめての恋。大事にしたいなこの気持ち…。 もっと青井くんのことが知りたいなんて思ったり、頭から離れないし……。 こんなに恋って、楽しいんだ。はじめてでなにもわからないけど…少しずつ、頑張ってみようかな。 んー!これからの高校生活楽しみになってきた!この気持ちを教えてくれた青井くんに感謝したい。いつかこの気持ち、伝えられる日がくるといいなー。 私はこの時、恋は楽しいものだとだけ思っていた。なのに、こんなに苦しいとは…思ってもいなかった。
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