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「それから、５の部屋には、『２、４、６、８の扉』があった。 この部屋には、『２、６の扉』がある。 そのことから考えて、予想されるマップの完成図は…」
俺は部屋にあった紙と鉛筆を取り出し、図を書く。
１――２――３
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｜・・｜・・｜
４――５――６
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｜・・｜・・｜
７――８――９
「こんな感じの、簡単なマップになると思うんだ」
「おお…、エーリすげー。 ……でもさ、それだったらなおさら、まだ行ってない部屋に行ってみるべきじゃね？ 明日奈、一花、朧が居るかも知れないしさ」
「そういう考え方もできるけどな。…このマップを見ると、５の部屋が真ん中にあるだろ？ ということは、いっちゃん達が移動した時、１番通る可能性が高いのは５の部屋になる」
「おお、ホントだ…」
「だから、紙に『ここで待ってろ』的な文を書いて、５の部屋に置いとけば、合流できる確率が高くなるんじゃないかと思ったんだ」
ご静聴ありがとうございました。
「なんかエーリかっこいいな！」
「おいおい、俺は男に惚れられても嬉しくないぜ？」
「ま、真似すんなよ～」
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