プロローグ

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いつもこんな風に会話をして5人で登校している。 高校に行くのに50分くらい電車に乗ってないといけないから、喋るか寝るか勉強するかでいつも時間を潰す。 俺たち5人は小学校の頃からの知り合いで、中学校も高校もずっと一緒だ。 中学の時5人とも同じ部活に入っていて、5人で一緒に下校したりしてたから仲がいい。 「エーリくん。私以外の女の水着見たら、縛り上げるからね」 こちらを気にする乗客の視線が増えた。 今しゃべった、隣に座っている、この小動物みたいな可愛い女の子が飯沼 一花(いいぬま いちか)、俺は『いっちゃん』って呼んでいる。 4組の委員長をやっている。 こんな会話をするが、別に付き合ってるわけじゃない。 ……好きだけど。
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