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湖の美しさにひとしきり感動してから、さっさと進むことに決めた。
ふざけてる場合じゃないんだ。
早く皆を探さないと。
俺たちは、右側に見える1の扉へに進んだ。
湖のほとりを歩くのは、少し気持ちいい。
「エーリ。ここ、影の姿が見えないけど、居るんだよな?」
「居るとしたら、水の中か土の中ってとこか」
「土の中は困るなあー…。歩いてたら急に地面から手が出てきて、足首つかまれたりとかしてな」
確かに困る。
不意を突かれるのが1番危ない。
楽しい散歩気分じゃなくなった。
2人は少し早足になって、1の扉へ急いだ。
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