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「貸し切りだぜ!」
縁、うるさいぞ。
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
珍しく明日奈が慌ててるな。
俺も、全然落ち着いてないけど。
つーか超こわい。うわ、どうしよ。
「私はエーリくんが居るから怖くないよ~」
「僕はまだ眠いから、もうちょっと寝るね~」
なんなのお前ら?
なんでそんなにのんきなの?
そんなお前らが怖いよ!
寝るなよ朧!
ていうか、2人とも頭おかしいんじゃないの?
「私はおかしくないよ? 正常だよ?」
「俺の心の声聞かないでよ。いっちゃん」
「エーリくんの考えてることは、全部お見通しなの」
いっちゃんが可愛らしい笑みを浮かべ、自慢げに言った。
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