第弌話[【鴉】と云う名の悪魔]

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綺麗に整理された室内に 赤の絨毯や茶色い綺麗な縦長のテーブル シャンデリア、それだけでも偉人の部屋だと解る。 机には豪華な料理 そこに1人の男が現れた。 その男こそが偉人 【柏木忠善(かしわぎちゅうぜん)】 その男はツカツカと音の良い靴を鳴らしながら歩いて来るなり ドカと椅子に腰を掛けるやいなや口を開く 忠善「あの者はまだか?」 『はっ!陛下まだ御見えになられておりません!』 方膝を着き前屈みになり1人の使いが礼儀よく口を開く。 忠善「そうか。」 それだけを吐き目を閉じ何かを考えるような素振りを見せた。 (いくら國の為とは云えどこの計画には乗ってくれぬか…いや、あの男なら来るだろう。) そう忠善は心の中で独り言を吐いてはハァーと溜め息を漏らした。
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