帰蝶
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美濃の深山には、いち早い冬が到来していた。 昨晩降った、この冬初めての雪が、所々に山深い森に色を添え、風に吹かれた枝から音を立てて、滑り落ちたりしていた。 その頂には厳めしい山城が建っていた。 冷たい空気は気にならないのか、障子を開け放ったまま、庭を眺めている人物があった。 〝美濃の蝮” 近隣にそうあだ名されている、斉藤山城守利政 改め 道三 この城の主である。
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