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紀元前8000年、バビロア王国では、決まり事がなく裏切り、強奪などが耐えず荒れていた
火・氷・風・雷の均衡を崩しバビロア魔界を手中に納めようとしたマルドゥクであったが、まりあん・黒雪姫・イシュタル・キスキル=リラらの攻撃により倒す事が出来た
まりあん達はイシュタルと相談し、してはいけない事などの決まり事をバビロニア王に提出
後に世で、この決まり事はハムラビ法典と呼ばれ地球上初めて施行された法律となった
まりあん達はバビロニア王に呼び出され表彰を受ける事になったのだが、行きしな 皆が楽しげにバビロア王室へと向かう所…………
キスキル=リラが遅れて歩く まりあんに
「まりあん、どうしたのさ?」
「珍しく浮かない顔してるねぇ、似合わないゾ」
心配気に振り向く黒雪姫も
「ホントだよ、バビロア王さまが表彰をしてくださるのよ?」
まりあんは、悲しげな顔をしながら呪文を唱えていた
~ラムーラムーアルシャレロ…ソワラ・タンブ~ラ、アルシャレラ~
黒雪姫
「何でッ!!!!」
「やっと長い争いが終わって私達は認められたのよッ!!!」
まりあんが唱えていたのは転生呪文であり、泣きそうな顔をして下を向いていたのは
仲間とのさよならをしなければならなかったからだ。
黒雪姫は まりあんに転生をさせまいと泣きながら抱きついた
気付いたイシュタルも転生させまいと まりあんに抱きつく
まりあんの紅い瞳からも大粒の涙が頬を伝わり落ちて行く
「うちは、聖魔導師なんかの資格はないよ」
「それに、まだまだやりたい事が沢山あるの…」
黒雪姫が叫ぶ
「お願いッ!!私の前から消えないでーーッ!!!!!!」
「私を一人にしないでーーッ!!!!!!」
しかし、まりあんの姿はどんどん薄れていく
「黒雪ちゃん、ごめんね…」
「イシュタルさん、お世話になりました…」
「キスキルさん、ありがとうございました…」
まりあんは光る大粒の涙を落としながら
「黒雪ちゃん、今まで本当にありがとう…」
「今までこんな うちを大切にしてくれてありがとう…」
「さようなら…」
転生呪文を使いきり、まりあんはバビロア魔界から完全にいなくなった
バビロア魔界には黒雪姫の泣き声と まりあんが落とした大きな涙の跡だけが残った
黒雪姫
「まりあんのバカーーーーーッ!!!!!!!!」
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