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ミカン尽くしだった朝飯を平らげ(かなり美味かった)、ビロードの部屋に向かう
角を曲がると、モララーが扉の前で突っ立っていた
( ・∀)「…」 |扉
_
( ゚∀゚)「おい、モララー」
( ・∀・)そ「!」
_
( ゚∀゚)「ニダーさんから名前聞いたんだよ。何してんだ、ビロードの部屋の前で…」
( ・∀・)「…」
(∀・ )「…お前には関係ない」
そう言い残し、モララーは俺の横を通り過ぎていった
ニダーさんに昨日話を聞いておけば良かった…
あのあとビロードの絵本攻撃に始まり、プリキ○アごっこ、モデルごっこ、人形遊びと捕まってしまい、結局話を聞けず、アパートも引き払いにも行けなかった
送ったらスグにアパートに行かなければ…
そんなことを考えつつ、扉をノックする
_ コンコン
( ゚∀゚)∂|扉
「ビロード、入るぞ?」
『ふぁい…どうぞなんです…』
寝起きであろう声が聞こえたのを確認して、扉を開けると、ビロードが目をグシグシ擦っていた
( 。><)「ふわぁ~…おはよーございます~…」
_
( ゚∀゚)「おはよーさん。よく眠れたか?」
( ><)「はいなんです!」
_
( ゚∀゚)「えらいえらい。じゃ、とっとと着替えて飯食うぞ。着替えは…」
( ><)「そのクローゼットなんです」
教えられたクローゼットを開けると、小さな服が沢山かけられていた
その中で、桜の紋章が付いた紺の制服とブラウスを取り出し、ビロードに渡した
_
( ゚∀゚)「通園鞄は…」
( ><)「…ジョルジュさん」
_
( ゚∀゚)「ん~?」
( ><)「着替えさせて、くれないんですか?」
ビロードの一言に俺は一瞬固まり、やっと見つけた通園鞄にハンカチとティッシュを突っ込んでからビロードに近付いた
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