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ニダーさんに似合うと言われ浮かれていたが、やはり自分が執事の格好は似合わない
窓にうっすら映る自分の歩く姿に苦笑しつつ、「ここニダ」とニダーさんが大きな扉を三回ノックした
<ヽ`∀´>「失礼しますニダ」
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( ゚∀゚)「失礼しまぁす」
部屋に入ると、奥さんと、その奥さんにへばりつくように隠れているビロード、社長、その周りに立っている他の使用人たちが一斉に此方を向いた
(*><)「あ…ジョルジュさん!」
俺を見つけるなりビロードは奥さんから離れ、俺に向かって掛けてきた
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(;゚∀゚)「ちょ…ビロード、今は…」
( <●><●>)「いや、そのままでいい」
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(;゚∀゚)「はぁ…」
足元でニコニコしているビロードの頭をグリグリ撫でながら、立ち上がった社長の方を見た
( <●><●>)「さて…そこにいるジョルジュ君を我が家の執事として雇うことにした」
( <●><●>)「そして、そこにいる我が愛娘…ビロードの世話役として働いてもらう!これはビロード本人が強く望んだことだ!」
( ∀・)゙ピクッ…
社長の言葉に端にいた執事以外は誰も動かなかった
そいつの事は気にせず、社長から目線を下に向ければ、ビロードが「宜しくなんです!」と小声で言った
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(;゚∀゚)「マジかよ…」
(*><)「♪」
こうして俺は、晴れてこの屋敷でビロードという少女の執事として働くことになったのだった…
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