終わりと始まり

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いつもと変わらない平凡な日々。 たまには非日常という刺激が欲しい。 そんな事を考えながら、俺、神谷 信<カミヤ、シン>はいつもと変わらない学校からの帰り道を歩いていた はぁ、つまらないな、いつもと変わらない毎日、 いい加減飽きてきたな。 そんな事を考えながら短いとも言えず、長いとも言えない黒髪を風に靡かせ、俺は眠たさから欠伸をしていた。 急に俺の目の前にサッカーボールが転がってきた。 「すいませーん、それくださーい!」 「おう、ほらよ」 横を見ると公園から元気そうな少年が叫んでいる テンプレだとここで車に引かれて転生モノだよな などと自分でも下らない、などと思いながら少年にボールを投げた。 「お兄さん!危ない!」 少年の声が聞こえた直後、何かに弾き飛ばされた様な衝撃が体に走り、視線がブレ、体が宙を舞う感覚が走る、そして頭に何かが激突した衝撃を感じたと共に視界が真っ暗になり俺は意識を手放した。 7月10日、3時50分 神谷 信 (17) 絶命
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