74人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………」
「…………」
こんにちは、転生しちゃったおにゅーな遼くん、生後二十六秒です。
さて、早速困ったんだが――
「キュ」
「なんだ」
只今、熊と遭遇しますた……。
話はまあ、たった数秒前に遡るんだが――……
***
「うっ……」
神の目の前から消えた瞬間。まあ、流れに身を任せて転生しようと思ったんだが
「うえええっ!!」
キモっ……気持ち悪っ!! うえっ、出る出る出る出る! 出るから!!
「うげええっ」
……結局、三回げろっちゃったテヘペロ☆ え、古い? 気にすんなww
まあ、そんな他愛ないことをしている間に、何だか空気が冷たくなってきた。吐き気も少しずつ消えてきて、閉じかけていた目をゆっくり開く。
目に入ったのは緑ばかり。目に優しい若葉色です☆
そして隣には、小さな熊。
で、今に至るわけだが。
「キュ」
「だからなんだ」
全く言葉が通じない……。
仕方ないだろっ、俺はチートじゃない! 平凡男子Aだ!!
最初のコメントを投稿しよう!