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モニターを見ていたルインは言葉を失う、思ったよりもルドーが強すぎるからだ。シヨンはそれを見てクスクスと笑いながら告げる。
「ルドーさん、手抜きして遊んでるわよ?本気出したらあんな勇者なんてビンタで御陀仏よ」
それを聞いてルインの動きが止まる。
(計り知れないな)
そう思っていると喧騒が耳に入ってきた。
「第一形態までだろ」
「まだ見ぬ第四形態で」
「私は第三形態よ」
「じゃあ第二形態」
それを聞いて"?"を頭に浮かべるルインに、シヨンは補足した。
「気分によったりするけど、ルドーさんは戦闘中何回か変身するの。それの予想をしあってるのね」
ルインは目を点にして、固まる。
(人間業じゃ無い)
そう思いながらも、
(ルドーさんだもんね)
と納得してしまう自分がいた。
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