世界の現状

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魔族の集落の地形は少し異質で、集落を守るように城が建っており、集落全体に城から結界が張られ、攻め込む時には城から落とさなければならない。 実際は城や結界などは要らないのだが、勇者達への救済措置として建ててある。魔族の能力は勇者を上回っており、大抵の勇者なら無傷で倒すことができる。 だが、勇者達数人を相手に袋叩きでは後味が悪い、なので年に1度の交代制で城の管理人を決め、その管理人のことを人々は魔王と呼ぶようになった。 来客は城で手続きをし、それから結界内に入る。魔族は内部の街の他に共有の異空間に土地を持っており、人が増えすぎることはない。 亜人達は隠れ里を造り暮らしているのだが、人に狩られ数が減っているため魔族達に保護されている。 また、魔族を嫌ってない国や人々もいるが、世間の風当たりが強い。
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