出会い

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しかし 朝から母親にも見放され寝坊。 新学期と言うのに 最悪。 パンをかじりながら登校という ドラマの名場面を想像しながら なにも食べないで家を飛び出した 電車の中で息切れしている私を チラチラと一人の視線がこちらを向いた なんなんだと思ったが 疲れすぎてそんな余裕がなかったので 放っておいたが 次の瞬間私に話しかけた人がいたので 振り返ると さっき私のことを見てた人だった 何ですか?と ちょっとわざとらしく軽蔑した目で見てみた すると 小さな声で ファスナーが開いてると教えてくれた 私は 一気に顔が赤くなっていったのを感じた
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