プロローグ

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「なあ、そんなに拗ねるなって…」 そう言って樹生(たつき)は、 私の大好きなちょっと困った時の顔のままムリに微笑んでいる。 「千帆は俺の母なる大地なんだからさ」 「何それ?樹生の言ってる事、分かんないよ」 「だから、ど~んと構えてればいいんだって事。明日、早いしもう帰ろう」 「……うん」
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