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リョウちゃんの顔が
不愉快そうに歪む。
「ごめん」
思わず謝っていた。
「私に謝られても困るし。
絶対いつかそうなるって思ったから
あれだけダメだからねって
言ってあったのに──!!」
怒りを隠さず言い
「もぉ~本当に・・・」
ブツブツ呟いている。
いたたまれなくてアイスティーの氷を
ストローでかき混ぜ溜め息をついていると、
「ね、どしてそうなっちゃたの?
今、ヒロとどんな状況?
聞きたくないけど…あえて聞いたんだから本当のこと話して!!」
いつもクールなのに
今にも叫びだしそうな程の
怒りをあらわにしてるリョウちゃんに
私は、事の成り行きを話した。
「はっ!!!車で!!!」
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