最強部隊・天の剣

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牙龍、撃剣、隼、天の羽羽弓、天の瓊矛、金剛、樫の杖。すべての武器で仮想の敵と戦うこと数時間。 最後の敵は牙龍の一閃で仕留め、鍛練を終わりにする。 着ている服は冬にも関わらず、汗ですごく濡れている。サラも白い息をはきながら息を切らせる。 「良くできました。」 声がして振り向くと、ジオがベンチに座っていた。どうやら大分前から来ていたようだ。 「サラさぁ、魔力使い果たすぐらい戦ったんだから休めよな。」 「ちょっと暇潰し。」 「暇潰しが長い。今何時だと思ってるんだ。」 サラは壁に取り付けられている時計を見上げた。六時をさしている。 「うわっ、もうこんな時間? そういえば暗いね。」 「普通気づくだろ。」 気づかないくらい夢中になっていたようだ。
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