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そんな見つめられるものだから、サラも少し食べづらい。
「どうかした?」
「いや、なんでもないよ。」
ジオはそう言いつつも、サラの食べる姿を見続ける。結構恥ずかしいサラである。
なんとか食べ終え、ふぅと息をつくサラ。
「ごちそうさまでした。」
「おいしそうで何よりです。」
サラが帰ると思い席を立つと、ジオは慌ててサラを止めた。
「あ、待って。まだ来るんだ。」
「え、ジオまだ頼んだの?」
「あのー、サラのもあるんだ。もう食べれない?」
ジオに訊かれ、少しならと答えた。本当はお腹いっぱいに近いが、ジオをがっかりさせたくない。
サラは再び椅子に座り直した。
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