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店内がパッと明るくなると、目の前にケーキが置かれていた。誰かの接近はわかっていたが、店員だとわかっているジオに手を握られ、大丈夫だと攻撃したりしなかった。
「うわ、ベタだね。」
「え、こういうの嫌い?」
「ううん、いいよ!」
サラは慌てて口にする。ジオをがっかりさせるのは絶対にNG。
砂糖菓子もあるスポンジケーキだ。サラのことを考えたジオは、少し小さめをお願いしてある。
それもあってか今のサラにはちょうどいいサイズ。腹八分目が満腹になってしまうだろうけど。
「じゃあ食べますか。」
「食べましょうか。」
今回はジオがしきるそうで、ジオはケーキを切り始めた。
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