最強部隊・天の剣

21/42
前へ
/286ページ
次へ
切り分けたケーキをお互いの皿に入れる。サラもフォークを持って待っていた。 ケーキは大好きだ。別腹とはいかないが、無条件で幸福を感じる。 「じゃあ、いただきます!」 「いただきます。」 サラとジオはケーキにフォークを刺し、口に運びかけた。 しかし口を開けたまま止まる。サラはすぐに口を閉じ、違和感の正体を見つけようとした。 ジオも気づいたようで、口に入れることなくケーキを見る。少し匂いを嗅いだ。 「睡眠薬だ。」 「ジオ、何する気?」 「オレじゃないって。ちょっと待って。」 ジオも予想外の事態。すぐに厨房へと急いだ。 残されたサラは、なんだかくれだましを食らった感じ。
/286ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加