5人が本棚に入れています
本棚に追加
生き物の舌が切れると、舌は巻き上がり喉に詰まる。そして息ができなくなり、窒息死をもたらす。舌がお祭りで売っている、息を吹き込むと伸びるおもちゃが丸まった感じになるのだ。
もちろんタオルとかを口に挟んでおけばそういうことは起きなかった。タルバン側のミスだ。
「そっか……」
「反乱軍のことはいまだ闇の中だ。なにか情報があるといいがな。」
エドはサラに箱を渡した。パッケージには有名な店の名前が書いてある。
「土産のケーキだが、それどころじゃないか。」
「ううん、もらってく。ありがと!」
確かにムッソが死んだあとだから食べづらいが、こんな代物を返すわけにはいかない。守るように抱え込むサラを見て、取らないよとエドは笑った。
最初のコメントを投稿しよう!