デブぅー

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中一の時には、体重62キロ、細身の筋肉質で何でもできた。 何より自慢だったのは、彼女! 俺達中学のミス二位を誇る岩墨亜紀穂(いわすみあきほ)だったことだ。 あれは夏休みに入る直前にコクって、オーケーもらった日ににゃー嬉しさの余り近くのブロックを殴ってかなり痛かった。 と言うより骨折してた。 まぁそれがこれから先楽しい思い出になるそう思うと楽しさが勝っていて痛みさえ引く気がしてた。 しかーし、そう続くわけではなく、その時は神をとことん恨んだ… と言うか今も恨んでる。 別れた理由が「嫌いじゃないけど………もう好きでもないの………ごめんね」って!定番じゃん!いっそのこと嫌いって言ってくれ… なにがともあれよく分からぬまま振られた俺に慰めるような素敵な出会いが待っていた! 駅前クレープ「ミツヤ」。 あの日以来、俺はここのクレープを食べまくった。 そう、やけ食い。 そう、衝動食い。 気づけば…デブぅーになっていた。
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