赤ずきんは男の娘TAKE2

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ある所に、赤ずきんと呼ばれている可愛い男の娘がいました。 「なかなか、似合ってるね」 「うぅ…こんな格好、恥ずかしいです。女の子役は姉上がやれば良いんじゃないですか…」 「まぁ、それは追々…」 「え…まさか、TAKE3が有ったりしませんよね?」 「赤ずきん、お婆さんのお見舞いに行ってきて♪」 「かわされた!?」 お母さんがニコニコ笑顔で、無言の圧力を掛けて来たので、赤ずきんは渋々出掛けることにしました。 そして、森の入り口まで来て、立ち止まりました。 森の動物達が此方を見ていたからです。 「ムリムリ!此処を抜けるとか、絶対ムリだから!」 赤ずきんは後退りします。 「ああぁ…でも、このまま帰ったら、お母さんに怒られそうだなぁ…。見た目に反して、容赦無さそうだし………よし!これは鍛錬っ!これは鍛錬っ!!」 赤ずきんは覚悟を決めて、森の中に入っていきました。 目の前を猪の親子が通過したり、人懐っこい兎に追い掛けられたり…最終的に森の入り口に戻って来てしまいました。 「うぅ…努力が足りないのかっ!」 赤ずきんはすっかり落ち込んでしまっています。
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