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ある村に、赤ずきんと呼ばれている可愛らしい男の娘がいました。
「何で、僕が赤ずきん役なのか、理解できないんだけど…」
赤ずきん。ストーリーに関係無い発言は慎むように。
「ちっ…」
舌打ちしない!
「赤ずきん。西の森に住んでるお婆さんのお見舞いに、行ってきてくれますか?」
「うん。分かったー(棒読み)」
お母さんにお使いを頼まれ、赤ずきんは葡萄酒とクッキーを持って、西の森へと出掛けました。
森の入り口で、町でモテモテのイケメン猟師に出会いました。
今日も今日とて、女の子を引き連れています。女性不信の癖に。
「暁…じゃない。赤ずきん、助けて!」
「爆ぜろ。リア充が」
赤ずきんは救いを求める猟師を無視して、西の森に入って行きました。
西の森には恐ろしい狼が住んでいて、木の陰から赤ずきんを食べようと狙っていました。
そして、知らずに近付いてきた赤ずきんの前に立ちはだかり、
「が…がおー」
何とも気の抜けた唸り声を上げました。可哀想になるくらい顔が真っ赤です。
「邪魔」
スパッと言い捨てる赤ずきん。
ちょっとは怖がってやってよ!
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