12人が本棚に入れています
本棚に追加
因みに猟師の母は、アレな小説家でネタに飢えてます。
赤ずきんは徐に猟銃を構え、
「人が凶器を持ってる時に脅そうとするなんて…そんなに早死にしたいの?刑事ドラマなら、死亡フラグ立てたも同然だよ?」
「うわっ!止せ!!銃口を人に向けるなぁあああ!?」
猟銃の矛先が猟師に向いた事で、女の子達はあっさり避難していなくなってしまいました。
「…もしバレたら半殺す。右半分死ぬか、左半分死ぬか…考えとけよ?」
「実際に半分死んだら、必然的にもう片方も死ぬと思うぞ」
「知ってる(笑)」
「笑顔で肯定すんな!?」
猟師を仲間に加え、赤ずきんは再度お婆さんの家に向かって歩き出しました。
森の中で動物と出会す度に、狼はお化け屋敷に入った子供のような反応をしてしまっています。
「お前、何で狼役なんだ?全然、向いてないよな?」
「オレもそう思います」
特にボス熊に遭遇する事なく、お婆さんの家に辿り着いた赤ずきん達。
ドアをノックしても、お婆さんは出てきません。
「…先に食べちゃった?」
赤ずきんの問いに、狼は横に首を振りました。
「今日はお鍋だぁ!」
家の裏から、お婆さんの声がしました。
最初のコメントを投稿しよう!