赤ずきんは男の娘

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因みに猟師の母は、アレな小説家でネタに飢えてます。 赤ずきんは徐に猟銃を構え、 「人が凶器を持ってる時に脅そうとするなんて…そんなに早死にしたいの?刑事ドラマなら、死亡フラグ立てたも同然だよ?」 「うわっ!止せ!!銃口を人に向けるなぁあああ!?」 猟銃の矛先が猟師に向いた事で、女の子達はあっさり避難していなくなってしまいました。 「…もしバレたら半殺す。右半分死ぬか、左半分死ぬか…考えとけよ?」 「実際に半分死んだら、必然的にもう片方も死ぬと思うぞ」 「知ってる(笑)」 「笑顔で肯定すんな!?」 猟師を仲間に加え、赤ずきんは再度お婆さんの家に向かって歩き出しました。 森の中で動物と出会す度に、狼はお化け屋敷に入った子供のような反応をしてしまっています。 「お前、何で狼役なんだ?全然、向いてないよな?」 「オレもそう思います」 特にボス熊に遭遇する事なく、お婆さんの家に辿り着いた赤ずきん達。 ドアをノックしても、お婆さんは出てきません。 「…先に食べちゃった?」 赤ずきんの問いに、狼は横に首を振りました。 「今日はお鍋だぁ!」 家の裏から、お婆さんの声がしました。
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